製造ツール

製造ツールは、測定ツール、金型、治具、固定具、試験装置など、製造および品質管理で使用されるあらゆる種類の機器を表すことができます。ツール ID は、実際には同じ機能を持つツールのクラスを表します。ツール インスタンスは、ツールの物理インスタンスを表します。製造ツールには次のような用途があります。

手順と製造オーダー工程

手順と製造オーダー工程では、ツール ID は演算子への情報として使用され、使用ガイドラインに関連付けられる場合もあります。ツールの使用状況を報告ことも可能で、ツールの使用状況をフォローアップすることが可能です。

品質計画と分析

手順や製造オーダー工程と同様に、ツール ID は、検査に使用する適切なツールを演算子に知らせる情報として使用されます。検査を完了して終了するために適切なツールの使用を報告ことも必須となる場合があります。

制約型スケジュール

APB および CBS を使用して製造オーダー工程をスケジュールする場合、ツールは有限のリソースになる可能性があります。つまり、工程中に必要なツールのインスタンスが利用できない限り、工程をスケジュールすることはできません。

資源管理への接続

製造ツール インスタンスをプロジェクト リソース計画の対象にするには、ツール/機器 ID に接続します。これは、治具やポータブル試験装置などの高価な機器の場合に当てはまる可能性があります。

メンテナンスへの接続

製造ツール インスタンスを保守活動の対象にするには、オブジェクト ID に接続します。APB および CBS を使用してスケジュールを設定する場合、ツール インスタンスの保守アクティビティをリソース ブレークの形式で考慮できます。これは、例えば金型や治具の場合に当てはまる可能性があります。

較正

一部のツールでは、定期的な校正を実行する必要があります。製造ツールは、各ツール インスタンスのキャリブレーション間の時間と次のキャリブレーション時間を記録します。