サービス商用ルールは、原価明細および売上明細上のサービストランザクションに対して、原価および価格の算出方法を決定する一連のルールを設定できる機能です。このフレームワークは、静的な価格設定ではなく、定義された条件および計算ロジックに基づいて商用価値を動的に算出できるようにします。
例:
これに加えて、同一の契約に基づき、異なるシナリオに応じて契約ベネフィットプランおよび契約エンタイトルメントの異なる構成をプロビジョニングするために、商用ルールを使用することができます。
以下の図は、サービス商用ルールを使用する際のユーザーフローを示しています。

サービス商用ルールは、次の情報で定義できます。
ヘッダ:
サービス商用ルールの識別情報および説明と、「検索順序」で構成されます。この検索順序は、重複するシナリオで異なる価格設定/原価/特典またはエンタイトルメントを処理する際に、サービス商用ルールの優先順位を決定するために使用されます。
属性:
売上明細に対してシナリオが適用可能かどうかを確認するためにシステム内で確認すべきパラメータは、属性として設定できます。
ルールのシナリオ:
シナリオチャット内の各列は、ルールで定義された属性を表します。ルールシナリオを定義するには、属性値の組み合わせを設定する必要があります。売上/原価明細が作成されると、販売明細の属性値がシナリオ内の属性値およびその属性に対して定義された操作と照合され、売上明細がシナリオに該当するかどうかが確認されます。
計算ロジック:
原価および価格の計算ロジックは、[原価] タブおよび [価格] タブで複数行を使用して定義できます。
原価計算ロジックは、原価明細で単位原価金額または原価調整として定義できます。
価格計算ロジックは、価格明細で価格上書、価格、価格調整、または原価ベースの調整として定義できます。
例示ケース:
「顧客A」と「顧客B」に対して、IDが「ABC」で始まるすべての商品に異なる原価および価格を定義したいとします。
属性コンフィギュレーションは次のとおりにする必要があります。
ルールシナリオは次のように設定できます。
上記のシナリオを設定した後、各シナリオの下で価格、原価、および該当するベネフィットプランやエンタイトルメントを定義できます。
原価計算
商用ルールが有効な状態でシステム内に原価明細が作成されると、IFS Cloudはまず商用ルールを確認し、その原価明細が有効な商用ルールシナリオのいずれかに一致するかどうかを判定します。
価格計算
商用ルールが有効な状態でシステム内に売上明細が作成されると、IFS Cloudはまず商用ルールを確認し、その売上明細が有効な商用ルールシナリオのいずれかに一致するかどうかを判定します。